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初めてのミニベロでDAHON「HIT」を買ったら大正解だった

昨年9月、折り畳み自転車のDAHON HITを買いました。これまで自転車はほぼママチャリしか乗ったことがなく、自分の自転車を持つのも久しぶりだったのですが、行動範囲が広がって、本当に買ってよかったと思います。本記事では、自転車初心者に向けてDAHON HITをご紹介します。

DAHON HITの基本情報

ダホンの歴史」というページによると、DAHON(ダホン)は、折り畳み自転車(フォールディングバイク)における世界最大のブランド。

アメリカでレーザー工学を研究していたDr. David Honは、オイルショックを機にガソリンを求めさまよう市民のために折り畳み自転車の開発に着手。1982年にDAHONの前進となる会社を設立しました。

3段変速を装備しながら本体重量7kg台を実現するK3などの折り畳み自転車が代表的なプロダクトで、折り畳まない自転車もあります。

折り畳み自転車を扱った漫画「おりたたぶ」で主人公ゆうみが乗る自転車も、DAHONの昔のモデルである「オールドダホン」です。

DAHON HITの紹介ページによると、

「Hit the pandemic」=「パンデミックに打ち勝つ」コロナウィルスが世界的に猛威を振るい、 自転車ニーズの高まりから車体の安定供給が困難な状況が続く中、 ライフラインの一つでもある自転車を1人でも多くの人に届けたいという想いを込めて誕生したモデル。 街乗りに十分な 6 段変速に加え、前後フルフェンダーとスタンドを標準装備、ハンドルポストは家族での共有にも便利な可変式。

とあるように、コロナ禍をきっかけに開発され、普段遣いに必要十分な機能を兼ね備えており、定価で59,400円(税込)とDAHONのラインナップの中でも安価なモデルです。

振り返るとDAHON自体もオイルショックを機に生まれたことから、コロナ禍をきっかけに生まれたHITは、DAHONの原点に戻ったようなモデルですね。

なぜDAHON HITを選んだか

筆者は東京都在住の会社員。パーソナルトレーニングに通うことでトレーニング意識の高まった私は、「自転車があれば、徒歩30分離れた市民体育館に行きやすくなって、自分でもトレーニングできるかな」と思ったことから自転車に興味を持ちました。

私はもともと「ミニベロって何?」というくらいの認識で、自転車を買うにしてもクロスバイクかママチャリか……という選択肢しかありませんでした。

クロスバイクは、以前レンタサイクルで乗ってお尻が痛くなった経験があるのと、良さそうなものは予算オーバーでした。

ママチャリは「重くて走りにくい」という意見を見たのと、1万円台で買えるかなと思っていたら、デザイン的に気に入るものは3万円以上してしまうなど、「ママチャリの割に高いなぁ」と思っていました。

そこで、どんな自転車を選べばいいのか、自転車関連のYouTubeチャンネルを色々見ていたのですが、「ミニベロ」と呼ばれるタイヤ径の小さい自転車が、どうやらロードバイクと比較されたり、ロードバイク所有者のサブ自転車として愛用されているのを発見したのです。


www.youtube.com

どうやら「ミニベロ」は、ママチャリ感覚で気軽に乗れて、スポーツバイクのようによく走る自転車のようです。

最終的に、自分の要件を以下のように定め、DAHON HITがもっとも理想に近いものであると見つけました。

  • 街乗りに必要な装備を備えている(カゴ、スタンド、泥除け)
  • そこそこの軽さがある
  • スカートでも乗りやすい(またぎやすい、チェーンカバーがある)
  • 走りやすさを考えてタイヤ径は小さすぎない
  • 折り畳み機構はほしい
  • 予算5万くらい

DAHON HITは、比較的新しい自転車ということもありレビューも少なかったのですが、DAHONという折り畳み自転車の老舗メーカーのものであることも大きかったです。

ちなみに「自転車がほしい」とTwitterでつぶやいたら、ブロンプトンを勧めてくださる方がいて、その存在を知らなかった私は値段を見て驚きました。かわいくて折り畳みしやすくていいなあと思うのですが、HITには安いがゆえにどこでもガシガシ連れていける気軽さがあるなと思います(高価だと盗難も心配ですし)。

どのお店で買うか

ちなみに、DAHON HITをどこで買うかも少し迷いました。いくつか思いつく選択肢はこちらです。

  1. Amazonで買う
  2. ヨドバシで買う
  3. 自転車チェーン店で買う
  4. スポーツバイク専門店で買う
  5. 小径車専門店で買う

1のAmazonは、お店に行かなくていいので気持ち的には気軽なのですが、別途自転車屋に持っていって防犯登録をしてもらう必要があります。

2のヨドバシは、防犯登録をお願いできるのと、店舗受け取りにすることで整備された状態で受け取ることができます。

DAHON DAHON KBA061 [HIT 20×1.75(47-406)E/V 6段変速アルミフレーム Hブルー]

3は、サイクルスポットやサイクルベースあさひなどのチェーン店で購入する方法です。今回私は、家の近所にサイクルスポットがあったので、今後のメンテナンスの依頼のしやすさを考慮してサイクルスポットの楽天の通販サイトで購入しました。店舗受け取りだと送料無料なのと、楽天ポイントも付きます。

サイクルスポットでは盗難補償サービスの「スポットメイト」にも入りました。

www.cyclespot.net

盗難補償というより、簡易調整無料や、一斉点検割引などの特典に惹かれて加入したのですが、簡易調整のおすすめの頻度を店員さんに聞いたところ「2か月に1度くらい」と教えてもらったので、ぜひ定期的に調整して長く使っていこうと思います。

本来であれば4か5の専門店で購入できれば一番よいのですが、店舗が家の近所になかったり、気持ちのハードルが高かったりして断念しました。今後、もう少しグレードアップした自転車を買うときは専門店に相談してみようかなと思います。

DAHON HITレビュー

DAHON HITを買ってから、自分でも思いもよらないくらい自転車に乗るのを楽しんでいる自分がいます。

例えば、今私が住んでいる吉祥寺から片道15km走って多摩湖に行ってみたり、

20km走って上野に行ってみたり(冒頭の写真の再掲)、

17km走ってコーチャンフォー若葉台店に行ってみたりしました。

1回のライドで20km以上はまだ走ったことはないのですが、20kmくらいならまぁ走れるかなという感じです。多摩湖の入り口の坂も、山手線圏内の坂も、ギリギリ足をつかずに走りきれるくらい。ただ、若葉台の坂はめちゃくちゃきつくて、周りも電動自転車かロードバイクしか走っておらず「来るとこ間違えたな…」と思いました。

例外はそれくらいで、どこでも気軽にスイスイ走れて本当にいい自転車です。

小径車の、道の段差の拾いやすさについては、「まぁこんなもんかな」という感じです。慣れてきたら、段差に入るときにお尻を持ち上げて振動を逃がすなどの工夫で快適に乗れそうです。これ以上タイヤ径が小さくなるとちょっと不安かなという感じがします。

オプションで、取り外しが容易なカゴを購入して取り付けられるのも本当に便利です。私が自転車で最もよく行く場所は、家から5km離れたスポーツジムなので、ジム用品を持っていく際にカゴは本当に便利です。耐荷重が2kgしかないので、たくさん買い物をしてカゴに乗せるのは向いてないです。

折り畳みについては、実は購入してから一度も折り畳んでいません。本体重量が12kgなのもあり輪行には少し重いというのと、家の玄関先に置いているのもあって、折り畳まなくてもすんでいます。

今思えば、折り畳みじゃなくてもよかったかなとも思うのですが、かと言って折り畳みじゃないミニベロでピンとくる車種もなく…(HITより安いのはミニベロに強くなさそうなメーカーで、よさそうなメーカーの非折り畳みミニベロは高い)

ということで1台目のミニベロとしてDAHON HITを購入して本当によかったと思います。

初めてのミニベロにDAHON HITはおすすめ!

ここまで、DAHON HITとはなにか、どういう観点で買いたい自転車の種類と買い方を選んだか、DAHON HITを実際乗ってみてどうかを紹介してきました。HITは本当に乗りやすくてかわいい、普段遣いにぴったりな自転車です。HITのオーナーさんが増えると嬉しいので、気軽に使える自転車をお探しの方はぜひ検討してみてください!